「考具」を読みました

前々から読みたいと思っていた「考具」という本を読みました。

久しぶりにグッとくる面白い本で、所々、覚えておきたいと思ったポイントをメモりながら、一気に読んでしまいました。

特に広告や企画の専門家でなくても、またサラリーマンに限らず、学生さんや専業の主婦の方が読んでも、何かしら役に立つ内容になっていると思います。興味のある方は、是非どうぞ。

以下は、私が読みながらメモったポイントです。(本が手元にないと意味不明だと思いますが・・・自分用のメモの意味も含めて。)

考具を使う前に

考具=アイデアを「集めて」「取り出して」「まとめる」までの頭の動きを助けるもの。⇒使いこなせば、考具なしで頭が動くようになるかも。

(P20) 「何を」「どうする」をセットで考える。

(P22)今、目の前にある課題に対してあなたはどうしたいのか?・・・「わがまま」からスタートして、それを「思いやり」に変える。

(P28)量が質を生む。・・・くだらない事でも紙に書いてみる。

(P42)情報を集めるために、
(1)今、集めたい情報は何か?
(2)何を解決しなければ行けないか?
を紙に書いてみる。

アイデアを集めるための考具

(P44) カラーバス
色、形状、位置、音などのキーワードで、街の中で出会うものをかき集めて(意識して)みる。

(P55) 聞き耳を立てる

(P61) ちょいメモ
手を動かして、頭に浮かんだ事を「字や絵」に定着させてみる。ペンの色を変えてもおもしろいかも

(P68) 演じる
実際に(サービスやプロダクト)を使うユーザーと同じ目線を体験してみる。

(P74)フォトリーディング
一冊の本の中で意味があるのは、4〜11%程度
×本を読む   ○情報を探す (テクニックはP77を参照)

(P80) 臨時新聞記者
(新しいことを他人が聞いても分かるように自分の中で理解する、ことが大事。)
・褒めながら質問する
・取材=情報収集とフィージビリティスタディを同時に出来る

(P107) マンダラート
「アイデアを出すこと」と「アイデアを選ぶ、判断すること」は別物と考えて、出す時はどんどん出す!

(P125) マインドマップ
大テーマを小テーマに分解して、整理+アイデアを広げるツール

(P147) オズボーンのチェックリスト
アイデア出しに煮詰まったら、キッカケ作りに見てみる。

アイデアをまとめるための考具

(P163) 「5W1H」
・1枚の企画書になる前のアウトライン化の為に利用する。
・アイデアの束を、5W1Hのフォーマットにはめ込めるように組み替えてみる(=詰める作業)

(P174) タイトル
・企画書には必ずタイトルを付ける。なぜなら、それで聞く人の想像力を呼び起こすことが出来るから。
・具体的に置き換えてみる

(P178) ビジュアライズ
企画の詳細を詰める段階で、できるだけ細かくビジュアライズしてみる

(P183) マンダラート
パーツを煮詰める作業を深めてみる。

アイデアを出し続けるためのTips

(P196) アイデアマラソン
・通し番号でモチベーションUP
・自分用のアイデアバンクになる
・アイデアを出し続ける習慣が身に付く
※Give & Takeの精神で、アイデアは誰かに話してみる。
・問いかけを変えてみる
・問題意識を変えてみる (マンダラート、オズボーンチェックの利用は可能)

最後に

この本の内容は、覚えたからOKというものではなくて実践が伴わないとまったく意味がないものばかり。でも、ややこしい準備なしですぐに使えるものばかりです。

私も、少しづつでも生活に取り入れてみようと思います。

考具―考えるための道具、持っていますか?
加藤 昌治
阪急コミュニケーションズ
売り上げランキング: 3727
おすすめ度の平均: 4.5

4 簡単なツール
3 新たな発見は特に無し。
5 「考える」という机の引き出しを増やしてくれる本
4 アイデアの吐き出し方
5 考えるための道具をもっていますか?

※この記事は2006年12月11日に投稿したものです。初稿の記事は手違いで消えてしまったたので、若干書き直して再投稿しました。

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“「考具」を読みました”. への2件のフィードバック

  1. こんにちわ。考具の中で紹介されているアイデアマラソンの考案者の樋口健夫です。まずは、ご自分の一冊のノートを決めて持ち、それに毎日、何かの思いつきを書きとめることで、アイデアマラソンを開始して、それを3か月継続してみてください。決定的に自分が変わるでしょう。
    質問があれば、
    http://www.idea-marathon.net
    へどうぞ。またアイデアマラソンの詳細は、
    「一冊のノートで始める力続ける力をつける」(こう書房)をお読みください。実践を開始して継続しないと意味がありません。

    いいね

  2. 樋口さん
    コメントありがとうございます。アイデアマラソンは面白そうだなと思いつつ、なかなか手が付けられていません。

    「ノートに書く」という方法がハードルになっているのかもしれません。

    「毎日アイデアを出す」ことが本質であれば、ノートでなくTwitterとかでもいいのかな、と思ったりもしています。

    いいね

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