運用。モバイル。 – WebSig会議から持ち帰ったトピック

第21回WebSig会議に参加してきました。今回は12月ということもあり「2008年の振り返り」と「2009年の展望」がテーマ。会の概要は本家サイトを参照していただくとして、会全体を通して頭に残ったことをまとめます。(12/9追記:プレゼン資料、アンケート結果資料も公開されました

僕の仕事はコーポレートサイトがほとんどなので、そういう視点で感じたことです。

運用フェーズへの意識の高まりと課題

クライアントの意識が「良いサイトを構築しなければ」から「サイトを如何に運用するか」に移ってきているという話が多かったですが、自分の仕事を通してもまさにその通りだと思いました。

方向性としてはこれは良いことですね。ウェブは使ってナンボ、ですから。

ただ、「運用」関連の依頼はこれから多くなっていくのであれば、それを受ける自分たち(受注側)も準備をしておく必要があるなと感じました。つまり、クライアントが本腰をいれて運用の話をしだしたときに、自分の中にそれに応えるノウハウがどれだけあるだろう?と率直に感じたわけです。

もちろん知識としては知っていますし、仕事としてもきちんとご支援はしているつもりですが、問題なのはこれからですね。実体験として大規模サイトのPDCAを回したことっていうのはないので、知識だけでどこまでハイレベルな運用に対処できるのかが不安の種です。

例えばGenesisの話も出てましたが、あれとかって使いこなすにはかなりの知識とノウハウが必要になるんじゃないかと思います。導入して使用する企業にも、支援する(であろう)コンサルタントにも。(Genesisについては湯川さんの話を一回聞いた程度の知識ですが、取り扱うデータ量が爆発的に増えそうだな、というのが第一印象でした)

これまでは「作る」という仕事が多かったので、どうしても意識・知識の中で「如何に上手く作るか」ということに注目てたけど、これからは真剣に運用について考えないといけないな、と思いました。(個人的な課題だけじゃなくて、業界全体としても)

モバイル

もう一つトピックとして記憶に残ったのは「モバイル」です。

これは「(国内の)携帯対応」というレベルのものから、グローバルでみた「モバイル対応(iPhone含む)」もありますし、そもそもPCサイトとモバイルサイトそれぞれにどういう役割を担わすのか(どういうコミュニケーションをさせるのか)という戦略よりの課題もあると思います。

僕が仕事で関係するとしたら一番最後のトピックで、これが仕事として話がくるまでにはあと数年かかると思いますが、個人的に関心があるので研究しておきたいと思っています。

第2部「2009年のWeb業界をハッピーにするためにすべきこと」

いろんな話をしてたくさんキーワードを持ち帰って来たんですが、改めて書こうと思います。今日は時間切れ。

感想

今回のWebSigは普段にもましてチカラがこもった企画になってた気がします。かなり綿密な準備もされてたようですし、第2部ではワールドカフェっていう新しいスタイルを取り入れてみたり。過去に何度か参加していますが、これまでとちょっと違った感じでした(良い意味で)。

今までがつまらなかったという意味ではなく、今回はすごく良かったです。
モデレーターのみなさん、お疲れさまでした!

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