ネットを使った社会貢献の可能性(でも、ツールだけじゃ世の中は良くならない)

第25回WebSig会議の感想と言うか、考えたことをまとめました。

今回のテーマはこれまでとは毛色が違って『社会貢献』。世の中を良くするためにネットやウェブ屋に何ができるか考えよう、という内容です。

ネットやWebは強力なツール

会議では「ネットを社会貢献にどう役に立てられるか?」ということでいろんなアイデアが出ましたが、2点に集約できるのかなと感じました。

  1. 情報発信ツールとして
    問題解決に携わっている当事者がWebを使って簡単に情報発信ができる。さらに検索やソーシャルメディア関連技術の発達で、その情報が必要な人に届きやすくなった。これはつまり、問題解決に必要な人同士が結びつきやすくなったという事ですね。
  2. マスコラボレーションのインフラとして
    同じ問題意識を持った人が集まって(物理的に集まる訳ではないので「つながる」の方が適切?)アクションを起こす際にWebがインフラとして役立てられる。たとえばWikiとかGoogle Docsとか、オンライン募金の仕組みもそうだろうし、Gremzのようにblogパーツもそう。沢山の人から、少しずつの親切を集めて大きな成果につなげるという仕組みづくりはインターネットの得意なところだと思います。

世の中にはあまり知られていない問題、人知れず困っている人が沢山いますが、そのほとんどについて私たちは知る事もないまま日々を過ごしています。

インターネットの登場で、広告を出したり大掛かりなキャンペーンをしなくても、同じような問題意識を持っている「仲間」を集めやすくなりました。(仲間=Tribeのイメージです。Tribeのことは「Seth Gordin氏のTED講演に打たれた」というエントリーに書いてます)

そして、集まった仲間をコアとして問題に取り組む際も、インターネットを使えば沢山の協力者を集める事ができますし、今では具体的な支援も募る事ができます。マスコラボレーションという言葉があるそうですが、「1人から100万円もらうのは大変だけど、100円を寄付してくれる人を1万人集めるのは、インターネットならそれほど難しくない」っていう考え方ですね。

こういう話を広げていくと、「ネットで世の中をもっと良くできる」と実感できたり、「途方もない問題も解決できるかも」と希望が持てるのはとてもいい方向だと思います。

でも結局、問題を解決するのは「人」

技術の発展で新しい展望は見えてきているんですが、結局は行動を起こす人がどれだけいるか、って事が一番重要なんだろうな、と思います。

どれだけ遠くの人とコミュンケーションが取れるようになっても、沢山のお金を集める仕組みがあっても、それを使って社会の問題を解決しよう、世の中を良くしようという人がいなければ意味がない訳で。

結局は人、というか自分、というかあなたも含めてどれだけたくさんの人が当事者意識を持てるかが、どれだけ沢山の問題を解決できるか=どれだけ沢山の人を幸せにできるか、に直結するんだよなぁと思います。

参考:会議で紹介されたサービス

  • サービスグラント(金銭や単純労働ではなくプロフェッショナルのスキルを提供する「プロボノ」によってNPOのWeb構築やパンフレット制作を支援するプログラム)
  • フォーグッド(社会をよくしたいと思う人が集まるWebサービス)
  • ネットスクエアード東京(ソーシャルメディアの力でNPOを支援するNPO)
ウィキノミクス マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ
ドン・タプスコット/アンソニー・D・ウィリアムズ
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売り上げランキング: 84630
おすすめ度の平均: 4.0

4 現状肯定的
5 クラウドソーシングによるナレッジ活用のパラダイムシフト
5 知識がマスコラボレーションで構成されてゆく
3 ポイントは鋭いが内容はやや冗長だと思います
2 成功事例しか書いてない。胡散臭い。

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