中島聡さんのブログ「Life is beautiful」で「薄型テレビ・デジカメ・DVDレコーダに続く、次の三種の神器は何?」という質問が出されていたので考えてみました。
「ここから10年間の間に消費者に新しいライフスタイルを提供するほどのインパクトを与えるものとは一体何なのか」という一文を手がかりに考え始めたんですが、2つまではすぐ出たものの3つ目が悩みした。
というのが、これまではモノで生活が豊かになって来ましたが、社会がネット化して便利さの源泉が「あちら側」に行ってしまったと考えたからです。だとすると、モノが私たちの生活に与える影響はどんどん小さくなっていくのかも知れません。
とはいえ、まず「ネット化」から連想した2つの神器は、スマートフォンとインターネットテレビです。
ネット化と書きましたが、これからは「インターネット=パソコンから」ではなく「いつでも、どこでも」アクセスできるものになるだろうし、「使い慣れた機器」がどんどんネットにアクセスする機能を備えていくんだと思います。
なので「いつでも、どこでも」→スマートフォンで、「使い慣れた機器」→インターネットテレビです。
スマートフォンは言わずもがな。いつでも、どこでもネットにアクセスして情報を得る手法をどんどん便利にしていくんだと思います。
一方、テレビはネット利用の気軽さを加速させると思います。携帯もそうですが、もはや「インターネットにアクセスしている」っていう意識がないですよね。そうやって意識しないでインターネットを利用できるようになると、利用率はまだまだ伸びると思います。
最初の段階では、テレビをつけてもやってる番組がどれも面白くなければ(最近よくある)、ネットでYouTubeやUstreamを見るとか、他のオンラインコンテンツを消費するとか、そういう事だと思いますが。
タダでさえ(DVDやHDDに)録画された番組をいつでも見られる状態にあるのに、これでネット上のコンテンツを見ると言う選択肢が加われば、まさに多チャンネル時代。テレビ局は収益源がどんどん減ってしまいますね。
最後の神器は結局でて来なかったんですが、「エコロジー」に関する何かじゃないかと予想しました。「生活家電」の枠を超えちゃいますが、例えば「エコカー」とか。
エコは「エコブーム」とかって言われてますが、企業も(メリットがあるので)積極的に取り組んでるし、消費者も良い事だと思ってるし、しばらくは続くと思います。そもそもサステイナブルな社会の在り方自体を真剣に考えないといけないってのもあるし。
なのでエコな社会作りっていうのはこれからどんどん進むと思っていて、例えば自家発電とかその延長にあるスマートグリッドとかはポピュラーになるんでしょうね。ただ、どうしてもインフラ(=支え役)みたいな位置づけなので、トレンドを代表する「モノ」としては、エコカーとかになるのかな、と。
といことで、3つ目はひねり出した感がありますが、僕の予想としては「スマートフォン、インターネットテレビ、エコカー」にしたいと思います。
皆さんも予想してみては?
追記(2010.03.04):
3つ目は次世代ゲーム機(ネット接続機能があるゲーム機)にしようかと思ったんですが、ネット接続機器ばかりになるのでやめました。が、いずれにせよ「テレビでインターネットを使えるようにする機器」というのはくると思います。
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