最近考えていることで、まだ答えは出ていないけど頭の整理のために吐き出すエントリーです。戦略とそれを適応する組織の関係みたいなものについて。
営業戦略を例にとったとして、それが小さい会社と大きな会社で形が違ってくるんだろうと思っています。小さな会社だと、(型番レベルでは種類が多くても、売り方という点では)ひとまとまりの製品やサービスを扱っていることが多いと思います。それが大きな会社になると、いくつかの事業部に別れて違ったものを売っているか、違った売り方をするかしてると思うからです。
違う活動をしている人々をまとめて対象にしようとすると抽象度の高い「方向性」的なものしか出せないので、あとは個別事情に合わせた個別戦略を作ると思います。全体戦略の下に個別戦略が存在する形ですね。
そこでの全体戦略と個別戦略では用途や内容が異なる、とういうのは当然の話。上位の全体戦略ほど方針(方向性)や長期計画(長期的に会社をどうシフトするか)みたいな側面が強くなり※、個別戦略に落ちるほど実行性を伴って「誰がいつまでに何をする?」ということが書かれるものになるんでしょうね。
ここまでの整理
そもそも目的が違うのにいろんなレイヤーで作られるもの全てに「戦略」という言葉を使うからややこしいんですが、区別する方法も思いつかないので、それは置いておくとして。
ただ、確実なのは対象になる組織の規模(中身の違いの方が正しいかもしれないけど、事実上規模と関連すると思う)にあわせて戦略の中身は変わる、ということ。一方で、組織のレイヤー(どれぐらい上位組織か)とそこで作られる戦略の中身に分かりやすいイメージがある訳ではないので、結局あーだこーだ言いながら作り上げて行くしか無いのか・・・。
まだまだ悩みはつきず
それ以外で、僕が実際の仕事を通して感じてる違和感があと2つほどあって・・・
1つは、上位レイヤーで作った全体戦略は、作ったあとの進捗管理をどうすべきなのか?もし、先に書いたように全体戦略的なものが方針でしかなくて、実質的な実行はその下にぶら下がる個別戦略にひもづくなら、全体戦略で描いたイメージが実現に向かっているかどうかは、感覚的につかむだけになるのか?定量的といっても売り上げの推移とかそういうざっくりしたもので見てるとかなのか?その辺がイメージできない。
もう1つは、上位の組織から出てくる戦略は抽象的なので、実質的にアクションを起こすには個別戦略に落ちないといけないのに、そのブレイクダウンがうまくつながらない。いや、たぶん営業のような組織だとうまくつながるのかもしれないけど、僕がやってるのがブランディングとかWebとかの活動だから優先順位がさがってるだけかもしれない。結局、売り上げ貢献には間接的なので。ブランディングとかWebとかって組織横断系の活動だから、壁を飛び越えにくいのというのもあるかもしれないけど。
つまるところ「戦略を作る」なんてかっこいい仕事に聞こえるかもしれないけど、それが動かなければ何にもならない訳で、実際は「どう動かすか」みたいな所に力を入れないとイケナイんじゃないの?と思いつつ、なかなかそこまで行けてない状況にやきもきしてるのが、イマココな感じです。
うーん、まとまりない内容ですいません。
※注1:どの事業に注力するみたいな話を営業戦略に含んでいいのか?という話もありますけどね。それは経営戦略だろう、とか。一方で、製品レベルでもどこに注力するかという話があるはずなので、ここでは深く考えずにまとめてます。
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