ブレインストーミングでは相手に響く言葉を投げかけよう

実践!プロジェクトデザイン」というワークショップ形式のセミナーに参加したのですが、そこでブレインストーミングをやった時に頂いたフィードバックが凄く役に立ちました。これだけで、このセミナーに出て良かったなと思ったぐらい。

具体的な自分自身の言葉をつなぐのがブレストの基本

ブレストって思いつくままに意見を出し合えば良いものだと思ってました。基本ルールとしてそれはその通りなんでしょうけど、「具体的な言葉を出し合う方が良いよ」と言ってもらって、なんか視界が広がった感じを受けました。

ブレストって他の人の言葉にのっかってアイデアを広げていくセッションなので、自分が出したアイデアがどれだけメンバーの想像力を刺激するかでアウトプットが変わってきます。

自分でもくっきりイメージできないアイデアとか借りものの言葉よりは、しっかり腹落ちした抽象度の低い言葉の方が、圧倒的に相手に伝わるんですよね。相手に伝わるからこそ、乗っかりのアイデアも出やすいのです。

  • 「コーヒー」よりは「淹れたてのコーヒー」の方が湯気や香りを連想できるし、そこに「食後の」や「カフェで」が着くとさらに風景が見えてきます。
  • 「デザイン」よりは「Webサイトのデザイン」の方が誤解が少ないし、さらに「ECサイトのデザイン」となれば言葉のイメージがどんどんフォーカスされていって変な方向のアイデアが出にくくなります。

要はそういうこと。

乗っかりのアイデアの出やすさや質がブレストのアウトプットを左右するとすると、「より具体的な」「よりフォーカスされた」意見を出すって重要だなと気づかされた次第です。

ということで、準備なしにいきなりブレストを始めるよりも、事前にインプットがあって参加者がイメージを膨らませた状態でブレストする方が良さげです。(結論は当たり前だけど、その理由を深められたことが良かった。)

追伸:このセミナーでは他にも気づけたことがあったので、それはまた別エントリーで書きます。たぶん。

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