プロジェクトの途中で、それまでのプロセスをひっくり返すような発言が出てしまったけど、それがもっともな場合にどう対応すべきか?って場合、すごく悩みます。
プロジェクトに関わっている人(お客様と受注側の両方)の知識・経験レベルが同じで、その両者の間では一つ一つ確認しながら議論を進めて問題なさそうに見えることでも、もっと上のレベルの人(上司とか先輩とか)から見ると視野が狭すぎたり、間違った解釈をしてしまってることってあります。
でも、いくら正しい指摘でも、作業を大幅に巻き戻すような内容だと当事者は困ってしまう訳です。
例えばウェブサイトを作るプロジェクトが半ばに差し掛かった頃になって、かなり前に議論が済んでいる点について指摘をもらうことがあります。実装フェーズに入ってから「ユーザー像を読み間違えている」とか「表現の方向性が違う」とか言われるような感じで。
これまでの議論を尊重してそのまま作業を進めても成功とは言えない。
でも、議論を差し戻して方向転換をするほどの時間はない(し、そもそも今までのプロセスには合意できているお客さんになんて言ったら良いか分からない)。
ということで、PMとして「進むも地獄、戻るも地獄」みたいな状況って無いでしょうか?
#同じようなことって、例えば打合せの資料作りとかでもあると思います。上司、リーダーに中間レビューしてもらうと「資料全体の構成からやり直し」って言われたりとか。
僕は進行管理役を担うことが多いので、こういう苦渋の判断を強いられた経験は何度かあるんですが、他の方々ってこういう時どうされてるのかな?もしくは、そもそもこんなことにはならないのかな?
Twitter経由で記事を拝見しまた。僕の意見はとにかくリリースする!ということが一番大事だということです。
この主の議論はプロジェクトの途中でよくありがちなのですが、そうした議論が発生すること自身が、実は不透明な部分を抱えたままであることを示しています。
得てしてサービスや製品の提供側は完全なもの、自分たちの意図が完全に反映されたものを目指してしまうのすが、実際の市場はそうでないケースが少なくありません。内部で意見の相違があったとしても、不完全かもしれなくても、まずはそのまま進行してリリースしてみてはどうでしょうか?
本当のことは実際の利用者が教えてくれるかもしれません。完成までの無駄な時間を費やすよりも、リリースしてから方向転換しても遅くないと思いますが。
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ものすごくわかります。
最小限の労力で済みそうな落とし所を探して(それ自体にも時間がかかるが・・)
↓
今後のロードマップに組み入れる
という感じでしょうか。
落とし所は、新方向性の機能をなんとかちょこちょこ組み入れるケースもあれば、旧方向性のメインお題目を「テスト」に切り替えたり、とアップアップな漢字です。
描いたロードマップに取り組めるようにつきあいを継続させなければ全てオダブツなのですが。
案件進行で理解が深まることによって自ら見つけてしまうこともありますよね、、、
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>Shigeo Hondaさん
深いご意見ありがとうございます。とても本質的な洞察ですね。
作り手としてベストを尽くすことは重要ですが、それが必ずしも市場のニーズにマッチしているかどうかは別もの、という指摘は言われてみてハッとしました。
PDCAが可能な製品やサービスについては、まさにその通りかもしれませんね。
#上司や先輩の意見を(適度にとはいえ)切り捨てるというのは、進行役にとって頭(と胃)の痛い話には違いありませんが。w
ただ、作っているものの根本的な方個性やコンセプトについても同様の対処が出来るのかどうか、まだ自信が持てないでいます。
>ryoさん
僕も割と同じような対処になることが多いです。
自分の時間を最大限使って、ギリギリまで指摘された要素を取り込んでみるってパターンが多いです。
むろんより良いものにする為に尽力は惜しまないタイプですが、時間の制約の中で(あとチームでの作業になると、メンバーのモチベーションにも関わるので)どこまで取り入れるかっていう程度の見極めが難しいなぁと感じてます。
とにかく数をこなすことでしょうかね?
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