問題があることは悪いことじゃない。文句ではなく要望を

これってコミュニケーションの基本だと思うけど、現状に問題がある時は文句ではなくて要望(こうしたいという提言)を出して欲しい。不満があるときも同じ。

文句からスタートしてしまうと、なによりネガティブな雰囲気に支配されてしまうのが良くない。それに、問題が起きている事を問題視しすぎ。

例えば仕事をしてる中では、問題や改善スべきことが”ある事”自体はたいして悪いことじゃない。いろいろ手を打てばより戻しもあるし、状況が変わればこれまでうまくいってたことも問題になる。それは改善すればいいだけの話なんだけど、「問題があることはダメなことだ。それを持ち込んだ人はけしからん」という考え方だとダメな所ばかりがフォーカスされてしまって、本当によくない。

それ以外のほとんどの部分はうまくいっているのに、たった一つの問題(っていうほどの問題でもないけど)のために、全体的にダメダメだという印象になってしまう。それって誰も得しない。

1点取れていないことを問題視するより、99点とれてることをまず喜んで欲しい。その上で、ただ100点を目指せばいいだけの話。

こういう気持ちの持ちようとか物事の見方とかそういうの、結構大事だと思います。

(その人が勝手にネガティブになるのは知らんけど、会社みたいな共同体の中でやるのはやめれ。周りに悪影響及ぼすし、リカバリに無駄な労力使うから)

プロジェクトをスタートさせる時に意識していること

かつて指摘を受けてから、僕がプロジェクトをスタートさせる時に意識していることがあります。「このプロジェクトが終わった時に今の課題がこんな風に改善されていますよ」という効果を感じてもらうということです。

提案時には当たり前ですが、キックオフの時にも何かしらスライドを用意してアウトプットイメージを伝えます。ものづくり系のプロジェクトだと(僕の場合Web業界なので)「こんな素敵なWebサイトができて、こういう効果が出ます」ということだし、その前段の調査・分析系のプロジェクトだと「こういうことが明らかになります」というようなこと。

これって大事だけどあまりPM系の本とかには書かれてない気がします。
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失敗しないWeb制作 プロジェクト監理のタテマエと実践


みどりかわえみこさんが書かれた「失敗しないWeb制作 プロジェクト監理のタテマエと実践」を献本いただきました。ありがとうございます。

僕がまだWeb制作会社でディレクターをやってた頃(2005年頃)はPMの要領を得ず、納品時期を迎える度に徹夜していました。ところがWeb業界にはPMや進行管理のフレームワークがほとんど導入されておらず、何が足りないのか?どうやって改善するのか?は経験から学ぶしかありませんでした。(PMBOKの存在に気づければ良かったんですけどね・・・)

なのでここ数年Web制作のプロジェクトマネジメント関連の書籍が増えてきている状況は、ある種羨ましくもありますが、業界的にみるととても良いことだと思います。

一方でPMBOKは有名なフレームワークですが、内容が汎用的なために具体性が欠ける、つまり実際の作業をイメージしづらいのが欠点です。そこをWeb制作プロジェクトにフォーカスして具体的な解説を加えてくれているところがこの本の特徴であり、同時におすすめポイントでもあります。

Web制作のPMやディレクターになりたてで、仕事が上手くいかない、足りないところがありそうだ、と考えている人には良い助けになると思います。
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ブレインストーミングでは相手に響く言葉を投げかけよう

実践!プロジェクトデザイン」というワークショップ形式のセミナーに参加したのですが、そこでブレインストーミングをやった時に頂いたフィードバックが凄く役に立ちました。これだけで、このセミナーに出て良かったなと思ったぐらい。

具体的な自分自身の言葉をつなぐのがブレストの基本

ブレストって思いつくままに意見を出し合えば良いものだと思ってました。基本ルールとしてそれはその通りなんでしょうけど、「具体的な言葉を出し合う方が良いよ」と言ってもらって、なんか視界が広がった感じを受けました。

ブレストって他の人の言葉にのっかってアイデアを広げていくセッションなので、自分が出したアイデアがどれだけメンバーの想像力を刺激するかでアウトプットが変わってきます。

自分でもくっきりイメージできないアイデアとか借りものの言葉よりは、しっかり腹落ちした抽象度の低い言葉の方が、圧倒的に相手に伝わるんですよね。相手に伝わるからこそ、乗っかりのアイデアも出やすいのです。
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納品でトラブる一つのパターン(Web担になって気付いたこと vol.2)

10月なりました。先週で上半期を終えた会社が多かったんじゃないでしょうか?僕の会社もそうでした。期末はいろいろと締切が重なるタイミングなのでバタバタしやすいと思いますが、単に作業が集中する以上の理由があるようです。

大きな会社でも経理処理って「そんな手続きが必要なの!?」ってことがギリギリのタイミングで発覚してドタバタすることがあるんだって恥ずかしい話を、自戒も含め紹介します。(今回の話は納品処理ですが、分かりやすいよう多少デフォルメしてます)

前に書いた「Web担になって気付いたこと(経理まわりの話)」の続編ってことにします。
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Webデザイン受発注のセオリー

Webデザイン受発注のセオリーの表紙
Webデザイン受発注のセオリー」という本を献本していただきました。Webのビジュアルデザインを受注する側、発注する側がどういうコミュニケーションをとれば良いか、そこで何に注意すれば良いかがとても網羅的に(でも表面的にならずに)書かれていて、すばらしい1冊です。

ちなみにこの本で扱っている「Webデザイン」は広義の問題解決手法としてのデザインじゃなくて、あくまで視覚表現としてのビジュアルデザインです。あとプロセス管理の手法について書かれているので、デザインのTipsやツールの使い方的なことは一切出てきません。そういうのを期待して読むとガッカリします。(タイトルも「受発注のセオリー」ですからね。)
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意識している言葉

普段仕事をしてるときに意識している言葉があります。意識しているというか、意識しようとしている言葉かも。

Why?

なぜ、この人はそういうことを言っているのか?(言葉の裏にある気持ち)
なぜ、こういう事柄が起きているのか?(事象の原因)
なぜ、こういう説明をすべきなのか?(伝えようとしているメッセージの必然性)

Who is this for?

(資料作りなら)読み手はだれか?何に関心を持っているのか?
(お客さんを想像して)何に困っているのか?どうなったらHappyなのか?お客さんのお客さんはどういう人なのか?

今やってる仕事が誰のどういう課題を解決するためのものか、ってこと。立場が違う人のことを想像するのは難しいけど、だからこそ意識しないといけない。

What’s next?

今やっていることの次にやるべきことは?(先回りして対応が後手にないために)
次にやるべきことは、その先でどのタスクにつながるのか?(ゴールから逆算してアウトプットをだすために)

これが一番苦手かも。時代の先読みとか絶対無理。

要は「先へ、先へ」「深く、深く」ということでしょうか。全然できてません・・・日々精進です。

「楽しい」をつくる定理をさぐる(WebSig1日学校を終えて)

昨年に引き続き今年もやりました、WebSig1日学校。

無事イベントも終わって、少なからぬ人から「とても楽しかったよ」と言ってもらえたのは、ほんと運営者冥利につきます。

イベント内容は公式サイトや他にもたくさん感想を書いてくださててる方がいるのでそちらに譲って、僕は運営スタッフで打ち上げに行った時のことを少しかきたいと思います。(実はこのテーマは去年のイベント後に書こうと思ってたことですが、タイミングを逃して書けなかったので構想2年で晴れて世に出します)
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リーダーに求めること

どこかの国の首相をみて書いてるわけじゃないけど、リーダーについて僕が求めていることについて。大きく分けると2つあって、「方向性を示すこと」と「最終判断をすること」です。

究極的には判断することが大きな仕事なのでしょうけど、仕事は1人では出来ないので、チームが動けるためにその前段階で頭を使えることがリーダーの重要な資質なんじゃないかと、最近感じてます。(現実には判断だけがリーダーの仕事だと考えている人が多いのでは?)

どういう事かというと、仕事でも政治でもチームで動く時には、まずリーダー(トップ)が深い洞察に基づいて方向性を示す必要があると思うのです。「深い洞察に基づいた」がポイント。

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社内におけるWebの優先度にまつわる一連の考察

先日、グループ内のWeb担当者の人たちと話をする機会があったのだけど、皆さん本当にいろんなことで困っていました。中には外部業者と一緒にいろいろ取り組んでるところもあるようですが、外注する予算もないところもあったりして。

それを聞いて思ったのは、仕事はお金のあるところからやってくるけど、本当に行き詰っているのはお金がないところで働いている人なのかも。

そこから始まった取り止めのない脳内行旅の顛末が以下です。

Web担当者の悩みは本当に解決するのが良いことなのか?

最初に考えたのは、そういう「自分で問題を解決できないけど、外注するお金もないWeb担当者をどうサポートするか?」ってことだったけど、考え始めて5秒で「ちょっと待てよ」と考え直しました。
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